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 2004年11月20日更新

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薫酒・爽酒・醇酒・熟酒

日本酒は、薫りの高いタイプ(薫酒)・爽快なめらかなタイプ(爽酒)・濃醇タイプ(醇酒)・熟成タイプ(熟酒)の四種類に分けることができます。このページでは、各四種類ごとの適した飲用温度・器や相性の良い料理をご紹介致します。
 なお、お酒は嗜好品であることを前提に、このページをお読みになって頂きたいと思っております。ご紹介する内容は、日本酒サービス研究会・酒匠研究会、連合会編著の『利酒師必携』を参考文献としています。

薫りタイプ 爽快タイプ
種類 吟醸、大吟醸が代表的で生酒、本醸造酒にも該当するものがあります。 種類 生酒が代表的で、本醸造酒、純米酒にも該当するものがあります。
香り 華やかで透明感のある果実や花の香りが高く、爽やかさを感じさせる香草や柑橘類の香りも高いです。反面、樹木やスパイスを思わせる香り、原料由来の穀物の香りや、熟成香はきわめて微量です。 香り 全体が穏やかで控えめで、わずかな果実香と新鮮な爽やかさを感じさせます。反面、山菜などの苦味を思わせる香り、ふくよかさを感じさせる香りは少ないです。
甘さととろ味は中程度で、爽快な味わいをもたらす酸とのバランスがとれています。一方、苦味や旨味が少なく明るく爽やかな味わいとなっています。口の中での華やかな香りは高いですが、後の余韻は短いです。 清涼感を持った味わいで軽くさらりとしています。ほのかな甘味とフレッシュ感のある酸味、心地良い苦味が微量にあって、お酒の爽やかさをさらに引き立てます。穀類を思わせる味わいや熟成感はほとんどありません。
濃醇タイプ 熟成タイプ
種類 純米酒が代表的で、本醸造酒にも該当するものがあります。 種類 古酒が代表的で、一部純米酒にも該当するものがあります。
香り  フルーツや花を思わせる香りは非常に少なく樹木や石の香りがあり、ふくよかさを感じさせるまろやかで複雑な旨味を感じさせる香りが強く、濃厚で柔和な香りの特性を示しています。 香り 力強く複雑で個性的な香りを持ちます。干した果物や干し草の香り、スパイスや樹木、香木を思わせる香りが非常に豊かです。そして、その香りが、濃厚な熟した旨味を力強く暗示させています。
甘味、酸味は、心地良い苦味とふくらみのある旨味と共に調和し、とろりとして充実したふくよかな味わいとなっています。味わいの残存時間が長く、力強さが感じられます。 甘味はとろりとしていて、よく練れた酸味が加わりバランスを取っています。強いスパイスや香ばしい味わいが、熟成した複雑な旨味と共に口中に存在感を現わしています。重厚な後味と長い余韻があります。

日本酒のタイプ分類

上記の解説文をまとめると、下の図のようになります。日本酒の香り、味の特性を香りが強いか控えめか、味が濃いか軽やかかの二つの軸で区切ることにより、いろいろな日本酒をこのように分類することができます。
この日本酒の分類図を参考になさって、岩手の地酒をお客様のお好みに選んでみてはいかがでしょうか。


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